謝罪 [散文詩]
いつも前だけ向いて走っていた
公園ではいつも誰かが待っていた
大声を出せば何かが始まった
ドロだらけの顔で笑った
自転車のペダルを思い切りこげば
地平線まで行けるような気がしていた
仲直りできて嬉しかった
宝物が毎日増えていった
見えなくなるまでボールを蹴った
星の数だけやりたい事があった
夏の終わりの夕暮れ 冬の朝の真っ白な息
季節の中で生きていた
ごめん 本当にごめん
今の僕をゆるしてくれ
帰り道に吹いた口笛のメロディーは
まだちゃんと憶えているんだ
2007-06-20 21:39
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0