ポメラのある生活

ポメラを手にしてまず始めたことは、
古いネタ帳の整理です。
このネタ長とは何ぞやというと、
ポケットに入るサイズの小さなノートで、
日々思ったことや歌詞の原案などを、
つらつらと書き綴ったものです。
そこから雨ニモ負ケズが見つかればいいとか、
そんな思いはこれっぽっちもありません。
言うなれば、ある種の自己発散です。
こんなノートが何冊も。
背表紙がボロボロのものもあります。
我ながらよく何年も続けてきたなぁと、しみじみ思います。

これをポメラを使って電子化するわけです。
何といったって起動まで２秒。最高です。
誤字脱字を修正しつつ、
少々手入れなんかしたりして、
ポメラに入力していきます。
あの頃こんなこと考えてたなぁとか、
あの出来事のせいで、この時の僕はこんな詩を書いたんだなぁとか、
ポメラを手にしてからは妙に感傷的になっています。

内容が内容なだけに、
この作業をしていると心がどよ～んと暗くなってきますが、
書き貯めてきた僕の悲しい心たちが、
この先どんな作品に化けるのか少し楽しみでもあります。